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オーナー様の想いをカタチにした、シンボリックな演出 | 直径1.5m超の球体フラワー装飾納品事例
「Stella=星」の名に宿す、空間のシンボル
無骨な倉庫を改装した〈Stella*〉は、浜松の古着好きが集まる古着屋さん。インダストリアルな鉄骨ブルーと白壁のコントラストが、アパレルや雑貨をギャラリーのように引き立てます。
今回は、天井高約5mというダイナミックな空間特性を活かし、ショップ名“Stella(=星)”にちなむドライフラワー装飾を納品させていただきました。
天井5 mに浮かぶ「雲と星」のドライフラワーオブジェ
蒼いルリ玉アザミとエリンジウムを星に見立て、ふわりとしたスモークツリーを夜空に浮かぶ雲のように構成。
天井に浮かぶ直径1.5メートル超の球体オブジェは、訪れる人の視線を引き寄せ、空間全体のアイコンとなるよう設計しました。
無骨×アンティークが調和
鏡やクラシカルなチェア、ラグをラフに配置し、アイアン什器に古着を陳列。新品と経年変化した素材が交わることで、アイテムの個性がより際立ちます。
吊るし位置を確認しながらミリ単位で調整。
自然光が差し込む窓の下に配置することで、時間帯によって花の影が壁に投影され、移ろう景色を演出します。花材の質感と古材の壁面、鉄骨の無機質な構造体との対比がドライフラワーの繊細さを引き立て、調和と緊張感を同時に感じさせます。
「前回展示を見て」からはじまったご依頼
ココチの店舗で展示していた大型ドライオブジェをご覧になったことが今回のご相談のきっかけになりました。
↑ココチ店舗にて展示していた大型ドライオブジェ
「同じように、でもこの空間に合った形で」というご要望を受け、天井の構造・照明・空間の用途を現地で丁寧に確認しながら一点ものの“星降るオブジェ”として再構成しました。
インダストリアル空間とドライフラワーの融合
無骨で硬質な鉄骨むき出しの倉庫に、あえて繊細なドライフラワーを合わせることで、素材の持つ対比を際立たせる構成に。吊るし花の球体は、商品棚や什器との視線バランスを考慮し、“見上げる導線”としての役割も果たしています。店内に足を踏み入れた瞬間、頭上に浮かぶ“静かなきらめき”が、ファッションアイテムの印象を一層ドラマティックに演出します。
“遊び心”と“調和”が生まれる空間づくり
店内奥には、ミラーやアンティークチェア、くたっとしたラグがレイアウトされ、鉄骨の無骨さとヴィンテージ家具の温もりが絶妙に溶け合います。
色褪せが味わい深いTシャツ、ミリタリーシャツ、チェックシャツがリズミカルに並ぶハンガーラックの背景には、天井に浮かぶドライフラワーの影が淡く揺れ、空気ごと演出します。
アイアンテーブルに並ぶ、惑星柄のTシャツ、カラーレンズサングラス、ハンドメイドのブローチやカラフルなタッセルアクセも、ドライフラワーの繊細なきらめきと共鳴しながら、空間の中でひときわ個性を放ちます。
素材の対比が魅せる、印象的な店舗演出
入口脇の白壁には、琥珀色に経年変化したドライスワッグとショップサインが並び、来訪者をさりげなく迎え入れます。壁の開口部から覗く店内の洋服が“額縁に飾られた作品”のように切り取られ、まるで展示空間のような美しさ。
「新品と古いもの」「ドライとフレッシュ」「無骨さと繊細さ」。その対比が魅力的です。
オーナーのセンスが光る、自由な感性
猫のグラフィックTやウッディ柄のTシャツをさらりと着こなすオーナー夫妻。ヴィンテージデニムとキャップを合わせた装いが、Stella*の世界観をそのまま体現しているよう。
気さくな接客と、自由でユニークなセレクトに惹かれ、スタッフも思わず“お買い物モード”に。
感性に触れるひとときを
倉庫という無骨な箱の中で、“星降る雲”のようなドライフラワーと遊び心あるアイテムたちが共鳴するStella*。浜松に訪れた際には、ぜひその天井を見上げてみてください。
雲間に瞬く小さな星々とともに、あなたの日常を少しだけ高揚させてくれる一着、一点に出会えるはずです。
select shop Stella*さん
場所:静岡県浜松市中央区石原町610
この度はオーダーをいただきましてありがとうございました。