cocochi | 家具と服と暮らしの店|静岡県袋井市

- special feature -

Workshop

籐編みで暮らしを楽しむ| ワークショップ体験記

籐とガラスを使ったワークショップを開催しました。
水にふれる素材の変化を楽しみながら、自分の手でひとつの形を編み上げていく――そんな穏やかで、どこか非日常な時間が流れました。

やわらかくなる瞬間から、手仕事が始まる

まずは乾いた籐を温水に浸し、しなやかさを取り戻すところからスタート。水面に浮かぶ籐の束にそっと触れると、ざらりとした感触が少しずつやわらぎ、まるで素材が“目を覚ます”ような瞬間に出会えます。その変化をじっくり確かめながら、一本一本の籐と丁寧に向き合っていました。

編み目がつくる、ぐるぐる楽しいリズム

柔らかくなった籐を編み、ガラスボトルに沿わせ、縦軸と横軸を交差させるたびに生まれる独特のリズム。

透明な瓶もこっくりとした琥珀色の薬瓶も、籐のケージに包まれることで光の透け方が変わり、どこかオブジェのような存在感を帯びます。編み目の粗密や締め具合のわずかな違いが個性になるため、同じ工程でも仕上がりは十人十色。

ひと編み、ひと編みに、あなたらしさを

最初は手こずりながらも、
だんだんと形が見えてきて、
手で編んだからこそ味わい深い――
そんな籐の花瓶が、ひとつひとつ丁寧に生まれました。

籐編みワークショップでは、ガラス瓶に籐を巻きつけながら編み進める、“手のひらでつくる小さなオブジェ”づくりを楽しみました。素材の変化を感じ取りながら集中するひとときは、日常の中ではなかなか味わえない贅沢な時間でした。それぞれの個性が光る美しい作品が出来上がり、私たちにとってもとても嬉しい時間となりました。

籐とガラス、自然素材にふれる静かなひとときが、皆さまの日常に小さな余白や彩りを添えるきっかけとなっていたら幸いです。

ワークショップにご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

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