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木と余白がつくる、静かな暮らし|ARRCH様モデルハウス「土間のある平屋」インテリアコーディネート事例
“少しだけ削ぎ落とす”という美意識が、光と風のめぐりを呼び込み、暮らしをしなやかに整える。今回はARRCH様のモデルハウス〈土間のある平屋〉の家具と雑貨をコーディネートさせていただきました。Japandi(日本×北欧)テイストの感性を取り入れ、家具と雑貨を選定しました。
暮らしの中で生まれる小さな動きや気配を大切に、土間・リビング・ダイニング・キッチンがゆるやかにつながる「ひと続きの風景」を意識しています。
リビングは視線を抜けるローソファでオーク床を主役に
低く抑えたローソファは、目線を遮らず空間に広がりをつくります。
ソファの横に置かれた無垢材のキューブは、まるで一本の木をそのまま切り出したかのような、ありのままの存在感。小ぶりながらも確かな重さと安心感があり、サイドテーブルとしても花台としても活躍。柔らかなファブリックのソファと無垢の木の対比が生むコントラストは、Japandiインテリアらしい静かな美しさを感じさせます。
暮らしの道具としての実用性を持ちながらも、素材そのものの力をそっと伝える——そんな存在です。
壁付けのフローティングボードと組み合わせることで、床面のオーク材の自然な木目を存分に引き立て、穏やかで落ち着いた時間を約束します。窓から注ぐ光を受けながら、家族が思い思いにくつろぐ姿をそっと支えるような居場所です。
視界の抜けを意識することで、暮らしの中の光や風の通り道を守りながら、静かで落ち着いた時間を演出しています。
木の丸テーブルが包む団らんダイニング
角をつくらない丸テーブルは、家族や友人との距離を心地よく保ち、自然に会話が広がります。
布座のチェアを合わせることで木の温もりに寄り添う快適な座り心地を確保し、家族の団らんを穏やかに包み込みます。
子どもから大人まで、世代を超えて心地よく使えるシンプルな形です。
クリーンで静かなモノトーンのキッチン
グレーのタイルとホワイトのカウンタートップを組み合わせたキッチンは、無駄のない端正さと清潔感を両立。
最小限の装飾の中に、枝ものやドライフラワーをそっと取り入れることで、住まう人の柔らかな個性をにじませています。
木のスツールと枝物で静かな余韻を
土間には木のスツールやガラスの花器を配して、静かな中にほんの少しの彩りを与えています。外とのつながりを意識した無機質なコンクリートの質感に、自然素材をひとさじ足すことで温度感を調整。一歩足を踏み入れた瞬間に「ほっとする」気持ちをもたらす場を目指しています。
陶器とラタンが醸す素材の呼吸
陶器の花器やラタンのバスケット、アンティークの本など、手に取るたび愛着が深まるアイテムをちりばめました。
こうした雑貨が Japandi インテリアの「静けさ」にわずかなリズムを加え、住まいに物語をもたらします。お香立ての小さな煙の揺れまでも、暮らしの背景として美しく溶け込みます。
光を受ける無垢床のあたたかさ
オークの無垢床は、日差しを受けるたびに表情を変えます。その変化はまるで呼吸しているかのようで、家族の暮らしに寄り添いながら穏やかな安心感を与えてくれる存在。裸足で歩くと優しい質感が伝わり、五感からくつろぎを実感できます。
Japandiで叶える、凛とした暮らし
削ぎ落とすほどに満ちる美しさ——。
Japandiスタイルの魅力を、ARRCH様のモデルハウス〈土間のある平屋〉で体感していただけます。家具や雑貨を選び抜き、空間に「呼吸する余白」をつくることで、凛とした佇まいの中にやわらかさが生まれます。ぜひ、心と身体がほぐれる暮らしを体感してください。