家にいると
心とからだがほぐれていく。
日々の暮らしをゆったりと愉しむ
居心地のよい“家らしい家”。

そんな住まいに
したかったのだそうです。

今回インテリアコーディネートをさせていただいた、こちらの住まい。施主さんは、じつはココチのスタッフ。

お二人が叶えたい暮らしのカタチをイメージしながら、コーディネート担当のスタッフが家具・雑貨を選びました。

家づくりのこだわりや、暮らしへの想いなどと合わせて、コーディネートのポイントをご紹介します。

光と風が通う住まい

柔らかな陽が差し込む広々としたリビング・ダイニング。

おじゃました日は、初夏の汗ばむような陽気でしたが、家の中に一歩足を踏み入れると、そこはおどろくほど涼やかでした。

明るさと風通しにこだわって配された大きめの窓。珪藻土の壁。やさしい色合いのカバザクラのフローリング。

風が心地よく吹き抜ける度に、木の香りを感じる。深呼吸したくなるような空間でした。

暮らしに豊かさをもたらすソファ選び

開放的なLDKになるべく圧迫感を与えたくなく、ソファは背の低いものを選びました。

ご夫婦の共通の趣味は、映画鑑賞。
休日などに、ここで映画を観ることを楽しみにしているそうです。

ローソファがもたらす低めの視線は、きっと映像にさらなる臨場感をプラスしてくれるはず。

またソファ選びの際には、“背面”にもこだわりました。

家具の配置的に、キッチンやダイニングからよく見える背面は、無垢材の風合いを感じられる、縦格子のスッキリとした印象のものに。

暮らしの中で頻繁に目に入る景色だからこそ、後ろ姿の美しさも大切にしたいと考えます。

家族が集う場にふさわしいテーブル

ダイニングテーブルは、耳付きのクルミ材を使用した、木の質感を一番に感じてもらえるものにしました。

荒々しい見た目の一方で、日本で古くから愛されてきた木のため、どこか素朴さや懐かしさを感じるクルミ。

使い込むほどに味わいを増す、経年変化の色艶も魅力です。

大人ナチュラルを叶える雑貨

ダイニング横のスタディスペースには、DENシリーズの文具雑貨をあわせました。

家具に使用される無垢材の端材を利用したDENシリーズ。天然木の風合いを直に感じられる道具たちは、木をふんだんに使った住まいによく馴染みます。

DENシリーズにはオーク材を使用したものありますが、今回はあえてウォールナットを選択しました。

施主ご夫婦の人柄を考えると、ナチュラルでも、かわいくなりすぎるのは違う。

インテリアに色味のトーンを落とした雑貨や、ガラス素材をほどよく取り入れることで、大人な落ち着きを演出しました。

心地よい睡眠へ導くベッドルーム

LDKとは雰囲気の異なるベッドルーム。青グレーのアクセントクロスが、シックな印象です。

他の部屋とはテイストを変えることで、〈眠る時間〉であることを意識できるようにと考えたそうです。

部屋のシックな雰囲気に合わせ、ベッドフレームにはウォールナット材を使用したものを。

ベッドサイドには、トライバルラグと、オイルレザーのラウンジチェアを置きました。

使い込むほどに色艶が増すオイルレザーや、丁寧な手仕事を感じられるラグは、空間に深みとあたたかさを与えてくれます。

二人のこれからの暮らしに

ご夫婦ともに家や雑貨が好きで、楽しみながら家づくりをしたという住まい。

随所に暮らしへのこだわりや、お互いへの思いやりが感じられました。

今回のコーディネートが、お二人のこれからの暮らしに、さらなる寛ぎと心地よさを届けるものとなりますように。

 

今回、インテリアコーディネートをさせていただいたのは、「住まいるコーポレーション」様の住宅になります。