※器市の食器をご購入の際に、必ず最後まで一読ください※

「器市」の食器につきまして、下記のような特徴があります。釉薬の付き方、形のムラなど、ほんのわずかな見た目の差でA級品にはならず、定価で販売されないB級品をセール価格にて販売しております。これらは主に製造過程で生じた軽微な不具合や、型落ち商品などが該当します。正規品としては販売できないものの、品質に大きな問題はなく、窯元及び当店の検品をクリアした「アウトレット品」として、お安く販売をさせていただいております。その為、明らかなるカケや郵送による破損以外によるもの以外の返品や交換はお受けできません。お客様の都合により、返品や交換をご希望される場合は、返品時及び、交換時に発生する送料をご負担いただきます。また、器市の商品は全てラッピングをお断りしております。予めご了承の上、ご購入くださいますようお願い申し上げます。

アウトレット品の特徴

鉄粉の多寡、ピンホール、突起、釉薬のムラや垂れ、撥水トビや釉薬の溜まりによる柄潰れ、多少のガタつき、欠けの上からの釉薬、凸凹、にじみや色移り、製造工程の跡などが見られます。これらの現象には個体差があります。

鉄粉（黒点）/鉄粉の多寡

陶器の原料となる土には鉄粉が含まれており、焼き上げた時に黒い点として器の表面に出てくることがあります。鉄粉が通常よりも多く見られることがあります。

ピンホール/突起/気泡跡

陶器や磁器の釉薬表面にできる非常に小さな穴や突起、気泡跡。素地に含まれる不純物や釉薬の成分による化学反応により焼成時に釉薬や素地の中でガスが発生し、釉薬が溶けている状態でガスが表面へ抜けることで、小さな穴が残ることがあります。見た目には小さな点や針で突いたような痕跡が特徴です。素地や釉薬の中に含まれる不純物（石や鉱物の粒子など）が焼成中に表面に浮き出て固まり、小さな突起として現れることがあります。釉薬の塗布が不均一だと気泡が生じることがあります。

色の差

湿度や温度などの気候の変化や窯の中での置き場所による火の当たり方の違いなど、様々な条件により焼き上がりに個体差が生まれます。同じ土、釉薬を使用しても、ばらつきが出ることがあります。

釉薬のかかりムラ/釉薬の剥がれ

手作業での塗りや、窯内での釉薬の溶け具合に左右されるため、釉薬が薄くかかっている部分や厚くかかっている部分が生じ、色味や質感に変化が現れることがあります。陶器や磁器の表面に施された釉薬が部分的に剥がれているものがあります。こちらは釉薬の組成によって、もともと剥がれやすいものがあります。酷い場合はアウトレット品としても販売はいたしませんが、写真のような少量の場合はアウトレット品として販売させていただくことがあります。

釉だまり/釉垂れ

器の形状によって、釉薬が流れずに滞留することから、釉だまりが発生することがあります。その部分は濃い色になり、光沢が増すことが多いです。他の部分とのコントラストがはっきりすることで、器に奥行き感が生まれます。逆に釉垂れは、釉薬が高温で溶けて流れ、器の側面などに垂れた跡が視覚的なテクスチャとして残ります。縁の釉薬が垂れ、塊になっていることが稀にあります。チップのような塊になっている事もあります。酷い場合はアウトレット品としても販売はいたしませんが、写真のような少量の場合はアウトレット品として販売させていただくことがあります。

欠けの上から釉薬

製造工程の中で、小さな欠けの上から釉薬がかかっていることがあります。通常は、完成品の食器で欠けた食器は検品の際に販売できないものと判断いたしますが、欠けた部分に再度釉薬をかけ、再焼成することで補修的な役割を果たされた食器はアウトレット品として販売しております。欠けた部分はくぼみや凹凸があるため、釉薬が部分的に溜まりやすくなります。釉薬で色の濃淡がより強調されることがあります。

貫入

陶器や磁器は高温で焼き上げられ、その際に釉薬が溶けて表面を覆います。冷却時、素地と釉薬の収縮速度が異なるため、釉薬の表面に細かいひびのような模様が生じます。ひび割れ自体は器の強度に影響を与えることはほとんどなく、模様として美しくお楽しみいただけます。

窯変
焼き物の製造過程で、焼成中の温度や酸素の供給量などが変化することによって、意図しない色や模様が現れる現象です。火の流れや煙、灰が釉薬に付着し、偶然の色や模様を作り出すことがあります。自然な風合いが「窯変の美」されることもあります。

撥水トビ/にじみ/柄つぶれ

 

釉薬をかける前、撥水材（油やワックスなど）をつけない部分に撥水材がついてしまった場合にできます。その部分には釉薬がかからず、模様や斑点が生まれます。
素地が水分を吸いやすかったり、釉薬の粘度や流動性が高い場合、高温で焼成すると顔料や絵柄が釉薬の中で溶け出し、絵柄がぼやけてしまうことがあります。高温で焼成する際に釉薬が溶け、細かい線や模様が潰れてたり、歪んだり、線や絵柄が途切れてしまうこともあります。

柄位置の差

作り手の手によって位置が少しずれたり角度が変わることがあります。

跡

素地や釉薬の加工中、あるいは焼成過程で偶然ついた小さな傷です。

ご使用上問題ない程度のがたつき

テーブルに置いた際に、ご使用上問題ない程度のがたつきが見られる場合がございます。検品をクリアしたものを出荷させていただいております。高台が小さい食器に見られることがあります。

陶器と磁器について

当店の器市では、国内の有名産地から厳選したアウトレット品の日本製の陶器・磁器製品を中心に販売しております。

陶器
粘土を原料として作られた焼き物の一種で1,000～1,200℃程度の比較的低い温度で焼成されます。主に粗い粘土を原料とし、鉄分や不純物を含むことが多くアウトレット品になることが多いものそのため。焼き上がりには独特の温かみがあり、柔らかい質感が特徴です。磁器よりも吸水性が高く、表面に微細な孔が残ることがあります。不透明で、光を通さないため、しっかりとした見た目と重みがあります。磁器のような透光性はありません。厚みがあり、軽く弾くと鈍い音がします。

磁器
カオリン（陶土の一種）、長石、石英などを主な原料としています。1,200～1,400℃の高温で本焼きを行い、磁器特有の硬さと光沢を持ち、素地は白く透光性があります。磁器は非常に硬くて丈夫で、陶器に比べて割れにくいです。軽く弾くと高い音がします。

オーブン・電子レンジを使用する際の注意点

アウトレット品として入荷している為、食洗機・レンジのご使用は、明確に可能とお伝えする事ができません。その為、トラブル防止として食洗機、レンジ使用不可と記載させていただいております。店頭でも同商品を販売しておりますが、現在まで食洗機・レンジを使用したことによる不良の問い合わせはございません。お使いいただくことに問題はないかと思いますが、万が一の際の補償はできかねますのでご了承いただけますと幸いです。

商品破損時の対応について

届いた商品が万が一破損していた場合は、破損品のお写真を添付いただき、メール又はお問い合わせフォームよりご連絡下さい。ご連絡が確認でき次第、早急に交換対応をさせていただきます。破損品は発送時の段ボールに入れ、交換品お届け時に配達員にお渡し下さい。（送り状伝票等のご用意は不要です。）
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器市が始まったきっかけ

2024.12.16